FXのファンダメンタルズ分析とは?政策金利や米国雇用統計発表の際の対処法

ファンダメンタルズ分析とは相場の過去の形状から相場を分析する手法とは異なりその国の景気や経済状況から相場を分析する手法です。

テクニカル分析が短期的な売買に有効だとすればファンダメンタルズ分析は長期的な売買に向いています。FXで勝ち続けている人でファンダメンタルズ分析ができないという人はいないでしょう。

つまりFXで勝ち続けるためにはテクニカル分析だけでなくファンダメンタルズ分析も重要になってくるということです。

今回はファンダメンタルズ分析とは何か、そしてファンダメンタルズ分析において最低限知っておきたい指標まで丁寧に解説していきます。

関連記事:テクニカル分析とは?初心者でも取得しておきたい5つのテクニカル指標とは?

ファンダメンタルズ分析とは?

ファンダメンタルズ分析とはその国の全ての状況を指します。ファンダメンタルズとは日本語訳だと『経済の基礎的条件』と呼ばれていますがその国の経済成長率、物価上昇率、財政収支などがこれに当たります。

また国の状況だけでなく企業にも使われる言葉でありその企業のファンダメンタルズといえばその企業の売り上げや利益、資産や負債などの状況全体のことを指します。

いわば人で言えば『体調がいいのか悪いのか』ということを国や企業単位で分析します。

相場は短期的にはテクニカル分析で動きますが『相場は長い目で見ると必ずファンダメンタルズに従ってうごく』と言われているほど長期的な流れを掴む方法としてファンダメンタルズ分析が重要になってきます。

そのためには定期的に発表されるその国の『経済指標』などから状況を読み取ります。

ファンダメンタルズに関するメモ
・ファンダメンタルズとは『経済の基礎的条件』のこと。
・その国の経済成長率や物価上昇率、財政収支などのこと。
・相場は長い目で見るとファンダメンタルズ通りに動くと言われているほど重要となる分析方法。

ではファンダメンタルズを有効活用してFXに応用していきましょう。

ファンダメンタルズをFXトレードに応用する方法

ファンダメンタルズ分析はその国の状況を把握しますがその国のファンダメンタルズが良ければその国の通貨は買われやすくなります。反対にその国のファンダメンタルズが悪ければその国の通貨は売られやすくなります。

仮に日本のGDPや経済成長率がアナリストたちの予想よりも悪ければ日本円は売られやすくなるのでドル円の通貨ペアの場合はチャートは上がりやすい(ドル買い円売り)となりやすいのです。

FXは2カ国間の為替の強弱のことでもあるので一方の国のファンダメンタルズが悪ければもう一方の通貨の価値は変わらなくてもチャートは動きやすくなるのです。

ファンダメンタルズ分析の材料とは

ファンダメンタルズの分析材料として必要となる情報は

・経済指標
・金融政策
・インフレターゲット
・経済政策
・長期金利
・要人発言
・事件事故/テロや有事の事件
・政治動向

などがありますがこれらの情報を全世界の国のすべて収集することは非常に難しく把握したからといってFXで勝てるかどうかといったらそうではありません。

従って各国が定期的に発表している経済指標を確認するだけでファンダメンタルズ分析をすることは可能です。

経済指標を当てる方法は?

ファンダメンタルズ分析に必要となる経済指標の発表は毎日行われています。しかし世界的に重要であるもの以外は相場を動かすほどの影響力はないので私たちは相場が落ち着いている状況で取引をすることができるのです。

ファンダメンタルズを完全に予想するのは極めて困難です。それは経済指標以外にもテロや災害などの実態世界の全てがファンダメンタルズに大きく関わるからです。

ファンダメンタルズ分析のみでのトレードは非常に危険です。元本以上の金額を取引するFXではレバレッジがかかっているので長期的な値動きを予想することはできても短期的にファンダメンタルズと相反した値動きになった場合にはロスカットされてしまう可能性があります。

テクニカル分析と合わせて併用することがパフォーマンスの向上につながるということですね。

最低限知っておきたい経済指標

政策金利

政策金利を知ることはその国の経済状況を知るきっかけになります。

政策金利は年に8回、約6週間ごとに発表されユーロや英国では毎月上旬に発表され、豪政策金利は毎月第一火曜日に発表されます。

政策金利とはその国の中央銀行が設定している金利水準ですがこの政策金利を調節することによって各国は経済活動を調節しているのです。

基本的には
・景気が悪い→政策金利が低い(景気が悪いためお金を借りやすくする)
・景気がいい→政策金利が高い(景気を引き締めるためお金を借りにくくする)

一般的な金融政策としては景気がいい国は政策金利をあげることでお金を借りにくくさせることで経済を引き締めます。しかしFXの観点から言うとその国の金利が高いので預けているだけで金利が付与されます。

FXの場合はその国の通貨を持っているだけで毎日スワップポイントが付与されるため金利の低い通貨よりも人気が出るため価格が上昇しやすいのです。

この政策金利は頻繁には変わらないものの変更となると相場に非常に大きな影響を与えるので最低限知っておきたい経済指標です。

関連記事:政策金利とは?なんのための指標なの?FX初心者から上級者への第一歩を学ぼう

米国雇用統計

米国雇用統計はアメリカの雇用情勢を表す指標で米国の経済指標を表す重大な指標となります。発表のタイミングは毎月第1金曜日にアメリカ労働省から発表されます。

米国雇用統計の中でも特に非農業部門雇用者数と失業率は最も注目される数字で予想値よりもよければ米国経済にプラスで米ドルは買われやすくなります。反対に予想よりも大幅に低い場合には米ドルは売られやすくなります。

関連記事:【実は89%の人が理解していない?】米国雇用統計はなんの数字を表しているの?

GDP速報

GDP(Gross Domestic Product=国内総生産)はその国の経済を示すのに最も有効な指標です。その国が一年間で国内でどれだけの付加価値を生み出したかを表す指標になります。

基本的には四半期ごとに発表されますがこの数値はその国の経済の規模感を表すものでもあるので頻繁にはないものの必ず確認しておきたい経済指標です。

小売売上高

小売売上高というのは小売業者の売上高を図る指標のことで毎月各国で発表されています。私たちが食料品などを購入するのもこの小売高に入ります。

経済の6割以上を占める小売売上高はその国の国民の経済活動の活発さ加減を図るためには重要な指標となるので相場に与える影響も大きいのです。

関連記事:【これさえ読めば丸わかり!】FXに関連する経済指標一覧を丁寧に解説

ファンダメンタルズ分析まとめ

ファンダメンタルズ分析はテクニカル分析とは異なり長期的な目線で実体経済を把握して取引をすることですがそのファンダメンタルズ分析に必要となる経済指標は毎日のように配信されているので常に情報収拾をする必要があります。

しかし全てのファンダメンタルズ分析の情報を集めて分析したからといって必ずしもFXで勝てるかといったらそういうわけでもないのです。

しかし実際に専業として勝ち続けているトレーダーはテクニカル分析だけでなくファンダメンタルズ分析も踏まえた上でトレードをしています。

つまりテクニカル分析とファンダメンタルズ分析は2つで1つということですね。まだまだファンダメンタルズ分析は奥が深いのでより勉強していきたいという人は常時経済情報を追っていくのがいいでしょう。

関連記事:裁量トレードとEAトレードはどっちがいい?メリットデメリットを比較検証してみた

 


海外FX業者の比較はこちら
おすすめの記事