
これからEAトレードをしようと考えている人の目的はたった1つでしょう。
ズバリ『お金がしっかり増えていくEA』を探しているのではないでしょうか。今回はこれまで50個以上のEAを作成検証してきた管理人がEAを精査するための5つのポイントを解説していきます。
この記事でわかること
・EAの特徴の分析
・エビデンスの信頼性を測る方法
・EAの強みと弱み
関連記事:11ヶ月で258%でた10万から稼働できるEAのリアル口座公開します
Contents
代表的なEAの4つのロジック
FX市場で利益を出すための手段として採用されているのがEAです。
結局のところ裁量トレードができるのであればEAトレードをする必要もないのですがサラリーマンとして本業は別として副業としてEAを使いたい人や主婦で家事育児に追われている場合にはチャートをじっくり見ている時間もありません。
そんな時に活躍するのがEAですがFXで勝てるかどうかは『エントリーポイントと決済ポイントが適切か』シンプルにいうのであればそれだけです。
EAを精査する場合にはそのEAがどのようなロジックなのかということをしっかり理解してから利用しないと損失となる可能性が高いのです。
ではEAの4つのタイプを解説していきます。
ナンピンマーチン型
何と言ってもEAに最も多いのがこのナンピンマーチン型のシステムです。
この世の中に出回っている8割以上がナンピンマーチン型のEAと言っていいでしょう。ナンピンマーチンとは『〇〇倍ごとにロット数を上げていく』という手法でカジノやバイナリーなどFX以外の賭け事でも利用されている言葉です。
ナンピンマーチン型のEAには2つのタイプがあります。
・両建てナンピンマーチン型
・片賭けナンピンマーチン型
では両者の違いについて解説していきます。
両建てナンピンマーチン
両建てナンピンマーチンのEAというのは『買いも売りも両方入るナンピンマーチン』のEAになります。相場が上昇している時には売りのナンピンマーチンと順張りのエントリーが入り、そのまま上昇していけば買いポジション(順張り)が決済され売りポジションはナンピンマーチンされていくというロジックです。
ナンピンマーチン系のEAでもこの両建てナンピン系のEAが比較的多いです。
片賭けナンピンマーチン
片賭けナンピンマーチンは比較的珍しいですがその特徴として『売りと買いの片方のナンピンマーチンしか入らない』特徴を持つEAになります。
例えば相場が上昇している場合には売りのナンピンマーチンのみで買いポジションは入りません。永遠と逆張りのナンピンマーチンをし続けるEAです。
反対に相場が下落している場合には買いのナンピンマーチンのみで売りポジションは入りません。いずれ相場は反転するという前提のもと開発されています。
順張りトレンド型
順張りトレンド型のEAもあります。相場が下落している時には売りが入り、相場が上昇している時には買いポジションで攻めるというロジックです。
日本人は『安くなったら買う』『高くなったら売る』というような逆張り思考が多いですが欧米では『安くなったらもっと安くなる』『高くなったらさらに高くなる』という順張り思考が多いです。
確かに相場はトレンドが発生すると一定期間継続するので利益は取りやすいと言えますがどのタイミングでEAが順張りエントリーnnをするのかということが大切になってきます。
ナンピン型
これは先ほどのナンピンマーチンとは異なりただの『ナンピン』です。ナンピンマーチンとはFXでいうと『一定間隔で倍々のロットをエントリーしていく』ことになりますがただのナンピンの場合は一定間隔で同じロットをエントリーしていくロジックです。
同じロット数なので必要証拠金も少なく、ナンピンマーチンと比べて暴騰暴落に強いですがその分価格の値戻しが大きくないとポジションを解消できなくなるというデメリットもあります。
通貨相関性型
上記の3つのロジックに該当しないものは非常に珍しいです。
稀に通貨相関性のロジックを利用するEAを見ましたのでその特徴もご紹介します。
通貨相関性とは通貨の強弱によってエントリーをするEAになります。例えばUSDJPYの相場とEURUSDの相場、EURJPYの相場は世界中でも売買が活発なため通貨の強弱によって価格が変動します。
例えば米国に何かファンダメンタルズ的な何かがあった際にはUSDJPYの相場は『売り=下落』の可能性が高く、EURUSDの相場では『買い=上昇』が強くなりやすくなります。
この時にUSDJPYでsellを入れ、EURUSD相場ではBuyを入れるようなEAを通貨相関性型のEAと言います。
FXは2カ国間の通貨の売買なので一方の通貨の価値が変わらなくてももう1つの通貨の価値が変動することによってもチャートが動くことを利用したシステムです。
関連記事:裁量トレードとEAトレードを徹底比較!強みと弱みを分析
エビデンスの信頼性を確認すること
EAのロジックがわかれば実際にエビデンスを確認するのが大切です。EAは24時間稼働してくれるからこそそれだけ選別に時間をかけたほうがいいのです。なぜなら自分の大切なお金を運用するからです。
しかし世の中にはなんの信頼性のないエビデンスをあたかも信頼性のあるように見せているところが後を絶ちません。
なんのエビデンスであれば信頼できるのかということをしっかり理解しておきましょう。
バックテストやその他エビデンスは絶対に信頼しないこと
上記はバックテストと呼ばれるエビデンスですがEAを販売提供している会社のほとんどが掲載しています。
このエビデンスは一切あてになりません。信頼性0と言っていいです。
バックテストの信頼性が0と言える理由
バックテストというのは『現在作成したロジックが過去どれだけのリターンを生んだか』というエビデンスです。一見、信頼できるエビデンスのように思えるかもしれませんが『過去のチャートを見ながらロジックを考えれば誰でも右肩上がりのエビデンスを作成することができる』ということです。
また上記のように資産の推移と言いながらロット数なども記載がなければ100万に対して何ロットから始めているのかもわかりません。
極端に言えば100万円に対して0.01ロットだとすれば100万円の証拠金を用意できない人は利用できません。
例えば過去のドル円のチャートを見て底値70円から最高値140円の幅で利益を出すように設定すればバックテストでは『負けなしの綺麗なエビデンスを作成することができるのです』
その他のエビデンスも信用しないこと
このようなエビデンスも信用性は一切ないので信じないようにしましょう。なぜなら誰でも作成することができるからです。
Myfxbookのように世界中のトレーダーやEA検証のために利用されていれば一定の基準の元エビデンスが算出されますがこのような誰かが独自に作ったようなエビデンスはどの基準で作られているかもわかりませんし、何よりエクセルなどでも独自に作成することが可能です。
一切信用性はないので利用するのはやめたほうがいいです。
信頼できるエビデンスはMyfxbookかMT4の履歴のみ
EAのエビデンスとして最も信頼できるものはMyfxbookのエビデンスのみです。
上記は私が実際に利用しているPSMというEAのエビデンスですがMYfxbookのエビデンスの信頼性があると言える理由は
・リアル口座かデモ口座かがわかる
・期間が明確にわかる
・月利や日利がわかる
・いくらの証拠金で運用をしているかがわかる
関連記事:ETLとPSMについて概要とMyfxbookのエビデンスを公開している記事はこちら
リアル口座かデモ口座かがわかる
Myfxbookのエビデンスがもっとも信頼できる点としては『リアル口座かデモ口座かがわかる』ということです。
デモ口座とリアル口座では取引環境が全く違います。デモ口座の場合はリクオートやスリッページが発生することなく必ず約定されます。まるで理想の環境で取引することができますがデモ口座で勝てるからと言ってリアル口座で勝てるかと言ったらそうとは言えません。
サーバーの重さなども毎日異なりますし市場のスプレッドの開きなども毎秒変わります。
デモ口座のエビデンスでないことをMyfxbookでは確認することができるのが特徴です。
期間が明確にわかる
EAを販売や提供しているところは明確な期間を掲載していないところが多いです。たまたまその月に利率が50%出たからといって翌月にロスカットになりマイナスになったら収支はマイナスです。
EA提供者側はそのようなことを隠したいため『成績の良かった一部分だけを隠して』エビデンスを提供することが多いですがMyfxbookであれば期間は明確です。
どれだけの利率でどれだけの期間続いているのかが明確になります。
運用証拠金がわかる
Myfxbookでは最初にいくら入金したか、そして現在はいくらの証拠金で稼働させているかというのが一目瞭然です。
例えば100万円で0.01ロットのエントリーから入るナンピンマーチンのシステムであれば確かにMyfxbookでも綺麗な右肩上がりをしているように見えるでしょう。
しかし100万円以下の証拠金しか用意できない人はそのEAを利用することができないのです。最低いくらの運用証拠金が必要になるのかしっかり確認することが大切です。
MT4のエビデンスでも問題ない
MyfxbookにはMT4の口座番号とパスワードを登録する必要があるので中にはMyfxbookに登録していない人も多いです。
その際にはMT4の履歴でも問題はないでしょう。
上記のMT4の画像は私が利用しているETL(イーティーエル)というEAの履歴を引っ張ってきましたがリアル口座かデモ口座かの記載はないのですが運用証拠金や取引ロット数なども見ることができるので検証材料としては十分でしょう。
関連記事:ETLとPSMについて概要とMyfxbookのエビデンスを公開している記事はこちら
EAの検証まとめ
EAは一度採用してしまえばあとは自動で半永久的に取引をしてくれますが選択を間違えてしまえば自分の大切なお金をドブに捨ててしまうようなものです。
EAのタイプはどのようなものか。そして公開されているエビデンスは本当に信頼性のあるものかということを検証しながらくれぐれもEAの選定には気をつけてください。