FXに携わっているとMAM(マム)やPAMM(パム)という言葉を聞くようになります。普段はEAトレードをしている私もMAMやPAMMのことを知ってからとても有効な運用方法だなと感銘していました。

MAMやPAMMとは似ているようでメリットデメリットが全く違います。

今回は実際にMAM運用に参加してみてわかったことを経験値から初心者向けに丁寧に解説していきます。

この記事でわかること
・EAのデメリットとMAMの利点
・MAMやPAMMの仕組み
・MAMとPAMMの類似点
・MAMとPAMMの違い
・MAMとPAMMの違法性
・参加するにあたっての注意事項
・提供している海外FX業者一覧

MAMとPAMMの仕組み

そもそもMAMとPAMMはどのような仕組みなのでしょうか。

MAMもPAMMも一言で言えばコピートレードです。コピートレードとは他人の口座と自分の口座を紐づけて自分の口座で勝手にエントリーから決済まで入る仕組みになります。

コピートレードであるため親元のマスター口座の資金に対するロットが同じ割合で自分の口座にも反映されます。

MAMとPAMMの強み

まずMAMとPAMMに関して詳しく解説する前にMAMやPAMMの誕生の経緯について理解することが一番です。

FXが日本で解禁されたのが1998年の『改正外為法』が施行され個人でも為替取引ができるようになったのがきっかけです。それまでは戦後日本の経済復興のために為替取引は規制されていました。

そんな中で流行したのがEA(自動売買システム)です。EAはガチガチの専業トレーダーでなくても勝手に利益を出してくれるツールとして大流行しました。

しかしEAにもデメリットがありました。それはEAの管理やVPSの設定です。EAは一定の決められた動きしかしないため必ずEAが対応しきれない相場というものがやってきます。そのようなチャートを先に見抜いてEAをオフにしたりと管理に手間がかかるほか、VPSの設定などもIT初心者にとっては非常にハードルが高かったわけです。

そこでそれらの課題を解決したのがMAMやPAMMでした。MAMやPAMMは口座開設をして入金をするだけでプロのトレーダーの裁量でのエントリー(もしくはEA取引)が自分の口座に反映されるため、EAの管理をする必要もなければプロのトレーダーに任せることでFXの勉強をする必要もなかったので大流行したのです。

MAMとPAMMの共通点

コピートレードの図式

MAMもPAMMもどちらもコピートレード

MAMとPAMMで共通しているのはどちらもコピートレードであるということです。

例えば100万円に対して1ロットの取引が入る口座に紐づけをしているのであれば50万円の口座に0.5Lotのエントリーが入ります。

MAMとPAMMはどちらも仕組みのことである

MAMもPAMMもどちらもコピートレードの1つの形態です。

プロジェクトの名前でもなければFX業者の名前でもありません。コピートレードの1つの形の名称になります。

MAMとPAMMの違いとは

MAMとPAMMの違い

取引履歴が見れるか見れないか

MAMの場合は取引履歴を見ることができますがPAMMの場合は取引履歴を見ることができません。

実際PAMMの詐欺でよくある事例としては取引履歴を改造して資金を集めたり、取引履歴が見れないからこそ残高を失ってから初めてトレーダーの力量が分かったということになってしまいます。

名前は出しませんが、2019年の9月頃、あるPAMMを使った詐欺事例として月間利率30%の案件が流行っていましたが、MT4のトレード画面には一切エントリーは反映されておらず、ただ履歴の欄に青文字で利益が積み重なっているものだけが反映されていました。

それを見た利用者がこぞってPAMMに参加するとともにそのFX会社は取引所を閉鎖して参加者は泣き目を見たということです。

MAMの場合はトレードをリアルタイムで見ることができます。そのトレーダーのエントリーが悪いと判断すればMAMから退会すればいいですので損失を出すとしても最低限の損失にしかなりません。

自分で決済ができるかできないか

PAMMではエントリーが見れませんのでそもそも自分で決済することすらできません。

MAMの場合はエントリーは観れるものの、自分で決済できるかどうかはMAMを提供しているFX会社によります。後ほど解説しますがMAMには資金集約型と資金分散型の2つの形態があり、資金集約型の場合エントリーや決済の権限はマスター口座を管理しているトレーダーにあります。

資金分散型の場合は自分でエントリーも決済もできますがMAMの仕組み上子口座もエントリーや決済ができるのは呑み業者のMAMですのでどちらにせよ自分でエントリーや決済をするのであれば裁量口座で取引したほうがいいと言えます。

資金がどこにアセットされているか

PAMMとMAMの違いとして自分が入金したお金がどこにアセットされているかも違います。

PAMMの場合はマスター口座を管理しているトレーダーのところに資金が集まっていますがMAMの場合は参加者である子口座の口座に資金があります。

PAMMの場合はお金がマスター口座に集まるため先ほどの事例のように資金を持ち逃げされてしまうというリスクがありますがMAMの場合は自分の口座でお金を管理しているため資金を持ち逃げされるようなことはありません。

以上のことからPAMMとMAMは仕組みが同じである以上PAMMの方がリスクが大きいので利用するのであればMAMの方がいいでしょう。

MAMはWin-Winになりやすい

MAMやPAMMを提供しているのは海外FX業者ですがマスター口座を管理しているのは世界中のトレーダーです。ではなぜ彼らはMAMやPAMMで知らない人の口座を運用しているのでしょうか。

実はMAMやPAMMはトレーダーも利用者も双方がWin-Winになりやすいのです。

成果報酬があるから

トレーダーとしては自分の資金だけでは賄えないほど大きな金額を取引することができます。また利益を出せば成果報酬として利益の30%〜50%程度をもらえるため勝つために頑張るのです。

仮にトレーダーの自己資金が1000万円しかないのに50%の利率を出しても500万円しか儲かりません。

しかしMAMの参加者を募ることで1億円が集まった場合50%の利率を出せば5000万円の利益がでます。そこから成果報酬として仮に30%の利益を取ったとしても1500万円の報酬が発生するのです。

成果が良ければ証券会社の専属トレーダーになれる

MAMやPAMMのトレーダーだけでなく裁量トレーダーでも成績がいい場合証券会社からオファーがかかることがあります。

ある日メールにて『弊社の専属トレーダーになりませんか』というメールが来ることもあります。そのような場合は数億円〜数十億円の運用を任せられることもあるためMAMやPAMMで大きな資金を回すことである程度の経験値になり、その結果として証券会社からダイレクトにオファーが来ることもあります。

余談ですが私の知り合いはある海外FX業者を利用して利益を出していた際に『うちの専属トレーダーになるか口座凍結になるかどちらかを選びなさい』と言われたと言っておりそのようなリクルートもあるのだなと感心したものです。

MAMやPAMMは違法なのか

ではMAMやPAMMの仕組みやメリットがわかったところで法律面ではどうなのでしょうか。

よくMAMやPAMMは違法だとの声がありますが本当にそうなのでしょうか。

金融商品取引法

金融商品取引法とはざっくりいうと投資家保護のために日本国内で投資関係の法律を制定しているものです。

次に掲げる契約を締結し、当該契約に基づき、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断に基づいて有価証券又はデリバティブ取引に係る権利に対する投資として、金銭その他の財産の運用(その指図を含む。以下同じ。)を行うこと。
イ 投資信託及び投資法人に関する法律第二条第十三項に規定する登録投資法人と締結する同法第百八十八条第一項第四号に規定する資産の運用に係る委託契約
ロ イに掲げるもののほか、当事者の一方が、相手方から、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断の全部又は一部を一任されるとともに、当該投資判断に基づき当該相手方のため投資を行うのに必要な権限を委任されることを内容とする契約(以下「投資一任契約」という。)
を金融商品取引業(一般に上記行為を行う業種は投資運用業と言われる。)と定め、これを行うためには登録が必要であるとしている(同法29条)。

よくMAMやPAMMに関して違法ですかということを聞かれますがそもそも金融商品取引法は日本の法律です。だから国内FX業者はMAMを提供することはできないのです。

したがって利用する場合には海外FX業者を利用するしかないのですが海外FX業者は海外の法人ですので日本の法律は原則適用されることはありません。したがってMAMやPAMMは違法ではないというのが今のところの見解です。

またマスター口座を管理しているトレーダーも海外の人間である以上、日本の法律は届かないのです。

日本人がMAMに参加するのは違法か?

ではマスター口座を作成するのではなく、1人の参加者として海外FXのMAMに参加することは違法なのでしょうか。

結論から言うと自発的に参加する分には違法ではありません。例えば日本ではカジノは禁止されていますが海外でカジノをすることは違法ではありません。

オンラインカジノなども一部違法ではないかと言う声も上がっていますが現段階でそれを取り締まる法律はありません。

またアダルトサイトも日本では修正をかけることが法律上決まっていますが海外のサーバーにアクセスして編集されていないものを閲覧しても逮捕されることはありません。

同じように海外のサービスに自発的に参加することはなんら問題ではありません。

参加するにあたっての注意事項

MAMに参加することが違法ではないとしても運用するのは自分の大切なお金です。

そこで私がMAMに参加して痛感してMAM参加前に必ずやっておくことをいくつか解説します。

LPOAを確認する

MAMやPAMMに参加する前には必ずLPOA(限定委任状)という書類にサインをすることになります。

LPOAとは”Limited Power of Attorney”の略称でリスクをトレーダーに委任するという書類になります。基本的に英語での書類になりますが英語が苦手な方はグーグル翻訳などを利用してちゃんと細部まで読むようにしましょう。

少しでも不思議な点があればそのMAMには参加しないことをお勧めします。

ロックアップ期間に注意する

よくトラブルになることですがロックアップ期間に関しても注意しておくことが重要です。

ロックアップ期間とは一定の期間出金することができない状態になりますがこれを知らないともめる原因となります。

ロックアップ期間が必要な理由としてはあまりに入出金が頻繁に起こるとマスター口座を管理しているトレーダーもトレードが難しくなってしまいます。

例えば1000万円入っている口座で10ロットのエントリーをしていたのにいきなり500万円が抜かれてしまえばリスクを被るのは残りの500万円を入金している人たちです。

そのようなトレードに弊害がないようにロックアップ期間と呼ばれる出金ができない時期があります。LPOAに記載されているはずですのでしっかりと把握しておいてください。

トレード内容を確認する

最後にトレード内容を確認することが最も重要になってきます。

MAMは一度入金してしまえばあとは何もすることがないからこそ、最初にどのトレードなら任せられるか。ということを検討することが重要です。

ここのトレードの確認さえしっかりしていればその後利益を順調に積み重ねていけるでしょう。しかしこのトレードの将来性を間違えてしまえば大切なお金が0になってしまいます。

トレードの確認方法はエビデンスの信ぴょう性・期間・トレードスタイルなど多角的に確認して将来も勝ち続けることができるのかどうかを推測する必要があります。

MAM参加方法

MAMやPAMMに参加するには指定のURLから口座開設する必要があります。

MAMの参加方法
1:指定のURLから口座開設をする
2:その口座に入金をする
3:利益が出たら出金をする

MAMの参加は至ってシンプルです。EAのようにVPSの設定もなければEAの設置、パラメーターをいじったりする必要もないのでIT初心者の方でも簡単に参加することができます。

MAMやPAMMを提供している海外FX業者

FXDD

FXDDトレードダービー

FXDDは2003年から運営を開始し、海外FX業者として最も早く日本市場に参入しました。当時日本のレバレッジが50倍や25倍に制限された時には多くの日本人トレーダーがFXDDの500倍のレバレッジを求めて利用していました。

2015年のスイスフランショックで信用を落としてしまいましたが今尚運営を続けており一定の利用者が全世界にいるのは間違い無いでしょう。

日本語サポートも充実しているため何かわからないことがあればいつでもサポートに問い合わせることができるのも安心できるポイントなのでは無いでしょうか。

関連記事:【利率174%】FXDDのMAM(FASTEARTH)のロジック詳細と参加方法を解説

関連記事:FXDDのMAM運用の評判は?追証はあるの?他のMAMとの違いはなに?

BitEclipse

BitEclipse公式HP

BitEclipseは2019年からオープンした新興海外FX業者です。

その特徴としてはこれまでFX業者はFXを、バイナリー業者はバイナリーをと専門化していたのに対してBitEclipseはFXも仮想通貨もバイナリーも全ての取引をまとめています。

FX以外にもレンディングサービスを提供しておりトレードができない人でも第三者に資金を貸し出すことによって一定の金利を受け取ることができます。

入金方法がビットコインとイーサリアムしかないのが少々不便ですが今後海外FX業界を牽引してく業者であることは間違い無いでしょう。

関連記事:BitEclipseのMAM運用の評判は?メリットデメリットを徹底検証

GemForex

GemForex公式HP

GemForexは2013年から営業を開始している海外FX業者ですがこれまで金融ライセンスを持たずに営業していたものの豪華すぎるボーナス制度や最大1000倍のレバレッジを売りに2018年から日本市場で一躍有名になりました。

最近ではレバレッジ5000倍を提供しておりここまでハイレバレッジであるということはB-bookの業者であることは間違い無いと思いますが出金停止の噂も特にありません。

世界中に利用者が28万人ほどいますが一度はチェックしておきたい海外FX業者であることは間違い無いでしょう。

関連記事:GEMFOREXのMAM運用の評判はを徹底分析

is6

is6公式HP

is6は最近名前をよく聞くようになりましたが大きな特徴としては

最大レバレッジ1000倍と口座開設をするだけでボーナス10,000円がもらえ、入金額に対して200%もボーナスが付与されるというなんとも太っ腹な海外FX業者です。

しかし最近出金拒否や出金遅延などの噂も聞きましたので少々危ない印象も否めません。

しかしHPも日本語に対応しておりサポートも日本人が対応してくれるので言語による障害はなく、スムーズに利用できる海外FX業者です。

関連記事:is6の評価について|評判・安全性・信頼性から賢い使い方を紹介します

TradeView

Tradeview公式HP

TradeViewは2004年から運営を開始しFXDDと並ぶほど老舗中の老舗な海外FX業者です。

レバレッジは200倍〜400倍とそこまで高くは無いものの完全Aーbookの取引環境を提供していることから日本人の専業トレーダーや上級者トレーダーが愛用している海外FX業者になります。

TradeViewもMAMを提供しているためどのようなMAMがあるか気になる方はメールなどで確認してみるといいでしょう。

関連記事:Tradeviewの評判・口コミ・信頼性を徹底検証

まとめ

MAMやPAMMはどちらもコピートレードであり、仕組みとしてはどちらも同じですがPAMMの方が資金を持ち逃げされたり溶かされたりするリスクが大きいです。もしPAMMやMAMを検討しているのであれば取引履歴が見れ、自分の口座で資金を管理できるMAMを利用した方がいいでしょう。

MAMやPAMMの仕組みやデメリット、参加方法まで詳しくお伝えしてきました。実際に私もMAMに参加してみて気づいたことなどもありますので参加を検討されているのであれば上記の内容を徹底的に読み直して本当に参加するのかどうかということを見極めてください。

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