マリー方式の仕組み














FXのマリー方式とは?DD方式のFX業者が設ける2つの裏技を解説

 

私たちがFX取引をする上で大切なのはもちろんテクニカル分析やファンダメンタルズ分析のために情報を集めることもありますがそれ以上に大切なのがFX全体のビジネスモデルです。

どれだけ身体能力が高くてもそのスポーツのルールを知らなければ活躍することはできずレッドカードとなり退場となります。どれだけ身体能力が優れていたとしても参加するチームによって今後伸びるのかそれとも停滞してしまうのかが決まります。

FXでも同じです。どれだけテクニカル分析やファンダメンタルズ分析ができたとしても一緒に戦うチーム(FXブローカー)の選択をミスしてしまえば才能は最大限生かされることはありません。

ではどのようにしたらいい海外FXブローカーを見つけることができるのでしょうか。

そのためにはFX市場の全体を知るとともにFX業者の収益構造をしっかり理解しておく必要があります。

FX業者の主な収益は売買手数料やスプレッドです。

関連記事:DD方式のメリットとデメリットを客観的にわかりやすく解説してみた

取引手数料には2種類ある

FX業者が利益を出す場合は基本的には顧客が取引するたびに発生する取引手数料です。

この取引手数料には2つあり

・売買手数料(外付け手数料)
・スプレッド

この2つの手数料があります。手数料は取引ごとにかかりますのであまり頻繁に売買する場合にはそれだけ取引コストがかかり利益を減らすことになります。ではその取引コストの2つを詳しく見ていきましょう。

関連記事:NDD方式にはデメリットもある!意外と知らないNDDのデメリットを解説します

売買手数料とは何か

売買手数料とは株式投資をしている人は馴染みがあるかもしれませんがFXにおいては一定の取引量に対して一定の取引手数料がかかることを言います。

具体的にいうと各海外FX業者が提供しているECN口座の場合はインターバンクの生のスプレッドで取引ができる代わりに1ロットあたり5〜10$あたりの売買手数料がかかります。

各FX業者はこの売買手数料を引き下げ顧客を獲得しようと戦ってきました。中には売買手数料を0にするところも珍しくなく多くの国内外のFX業者は売買手数料を引き下げる傾向にあります。

この売買手数料の場合名前からも手数料として意識しやすいのですが売買手数料が0円だからといって実質的な取引コストが0になるわけではありません。

売買手数料のほかにもスプレッドという取引コストが発生します。

関連記事:インターバンク市場って?初心者向けにわかりやすく解説

スプレッドとは何か

スプレッドも売買手数料を同じく取引にかかるコストになります。取引コストである以上利益に直結してくる問題なのでここはしっかり理解しておきたいところです。

スプレッド(Spread)とは『広がり』を意味する英語ですが金融の世界では色々な場面で利用がされます。例えば各商品ごとの金利差や価格差などのことをスプレッドと言います。

具体的には『〇〇と〇〇のスプレッドが広いからアービトラージしよう』などといったように使われますがFXの世界においてスプレッドとは『売値と買値の価格差』のことを指します。

ニュースなどで『外国為替市場では1ドル100円10銭から20銭の間で取引されています」というのは値動きが100円10銭〜20銭ということではなく10銭のスプレッド(手数料)が発生しているという意味です。つまり買う場合には100円20銭が必要であり売る場合には100円10銭で売れるよという意味なります。

より身近なところで例えるならば空港などにある両替です。

オフラインでのやりとりになるため手数料が高くなって(スプレッドが広がって)います。

日本から米ドルに両替をする際に1ドル=110円で買うことができたのに売る場合には1ドル108円でしか売れない場合2円がスプレッドであり取引手数料となっています。

関連記事:EA取引は絶対にSTP方式の口座でやった方がいい理由

手数料無料のFX業者の収益の上げ方

NDD方式とDD方式の利益の出し方

では手数料無料なのにどうして運営が成り立っているのか気になりますよね。

FX業者は手数料以外にも別のところで収益を上げることができます。

その方法が

・相対方式
・カバー取引
・マリー方式

の3つの方法が可能なのです。

関連記事:【誤認識が多すぎる】DD方式=呑み業者じゃない!NDDとDDの違いを詳しく解説

相対方式

手数料無料のFX業者が収益を上げるための最も大きな部分はこの相対方式です。

相対方式とは別名OTC(Over The Counter)方式とも呼ばれますが顧客とFX会社の利益相反のビジネスモデルになります。

つまり顧客が勝てばFX会社のポケットマネーから支払い、顧客が負ければまるまる自分たちの儲けになるというビジネスモデルになります。

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カバー取引

カバー取引とはFX業者が顧客の注文を呑みきれなかった部分をカバー先の金融機関にカバーしてもらうことを言います。

例えば顧客が買いを仕掛けてきたら一度FX業者が反対売買(売りをして約定させてあげる)をしてその一瞬でカバー先に買いを注文して手数料だけ抜くことを言います。

もしカバーをしなければそのまま相対取引となりWin-Loseの関係になりますがカバーをすることによって手数料だけが抜けて顧客が勝っても負けてもどちらでも問題ないというリスクヘッジをすることができます。

カバー取引の中にはフルカバーをしているFX業者もあれば一部カバーをしているFX業者もあります。

カバー先は保険会社やファンド会社、銀行などの大手金融機関のことを指しますがカバー先はそのFX業者ごとに違うのでカバー先がきになる場合には事前に問い合わせをしてみて確認してみましょう。

関連記事:カバー先って具体的にどこの会社?日本のあの超有名企業も参入していた!

マリー方式

マリー方式の仕組み

マリーとは相殺するという意味です。

具体的には利用者間の中で同じ銘柄を同じ数量同時に反対の取引が発注された際にカバー取引をする必要もなければ2つの注文を別々に市場に流す必要もなく相殺することで手数料だけ抜くことができます。

例えば利用者が100人いたとして
50人が1ロットずつの買い
50人が1ロットずつの売り

の注文が入った場合、スプレッドや売買手数料の分だけ抜いて売りと買いの注文を相殺することができます。

インターバンク市場で顧客の注文が決済されるのか、同じFX業者内の利用者の反対注文と決済されるのかの違いですが顧客としてはどちらにせよ約定されれば問題ないわけなのでカバー先を挟まないだけマリー方式の方がFX業者の収益は大きいのです。

しかしこのマリー方式は多くの利用者と取引高がないとできない仕組みなので取引高や利用者が少ないFX業者はできないまさに大手の特権とも言える仕組みです。

マリー方式はDD業者しかできない

マリー方式をする場合にはDD方式を採用するしかありません。NDD方式の場合はサーバーが顧客の注文をそのまま市場に流すという単純作業しかできないのでマリー方式を行う場合にはマリー方式か否かを判断するディーラーの存在が必要になります。

このディーラーは
・顧客の注文を呑む
・カバーする
・マリーする

という3つの判断を迫られます。顧客の注文を呑んだ場合には相対取引となり、カバーをするとなれば実質的にNDD方式のようなものになります。マリーするとすれば他の利用者の注文レートと数量を確認して相殺する必要があります。

関連記事:少額投資家こそDD方式の呑み業者を利用するべき!その賢い使い方とは?

一部マリー方式とは

カバー取引

マリー方式では同じ銘柄の反対注文が同じ数くると全て相殺できるということですが実際には同じ数量の反対売買がどう時間に来ることの方が珍しいので基本的にマリー方式というと一部マリーのことを指します。

一部マリーとは買いと売りが同じタイミングで出れば一部をマリー方式で相殺し、残った部分をカバー取引することを指します。

例えば10Lotの買いと5Lotの売りが同じタイミングできたとすれば5ロットを相殺して残りの5ロットをカバー取引をするということです。

これによって手数料収益を最大化させかつ顧客が勝っても負けてもどちらに転んでもFX会社としては利益を出すことになります。

マリー方式まとめ

FX業者の収益構造には売買手数料とスプレッドの2つのモデルがありますがそれらを最大化させるためにマリー方式がありました。そしてマリーできない部分は一部カバーすることで投資家の勝ち負けに関わらず安定して手数料収益を上げることができます。

FX業者によってカバー先を公開しているところもあれば、していないところもあります。契約上名前を出すことができないと言っているところがほとんどですが一部の海外FX業者はカバー先を公式HPでも明らかにしているので安心することができるでしょう。

マリー方式ができるのはDD業者だけです。DD業者はデメリットばかりで危険という認識もありますが

マリー方式が最もFX業者の収益を伸ばす方法であるためDD方式だからと言って不便なサービスは提供せず多くの利用者を抱えられるように尽力するようになるでしょう。

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