
TitanFXは国内FXにも負けないほどの低スプレッドで最大500倍のレバレッジを効かせて取引することができ、追証が発生することもないゼロカットなので国内FXでトレードをしていたスキャルピングトレーダーたちがこぞって愛用している海外FX業者です。
しかしTitanFXはスプレッドが低いというけど本当にそうなのか。全ての海外FX業者のスプレッドを比べて行ったら時間もかかれば他のサービスも考えていかなければいけないので普通に働いている人にとってはなかなか検証することはできないですよね。
そこで今回は管理人が皆さんの代表としてTitanFXのスプレッドは本当に狭いのか。
もっと狭い海外FX業者はあるのかを徹底的に比較検証していきます。
Contents
TitanFXには2つの口座タイプがある
TitanFXにはスタンダード口座とブレード口座の2つの口座タイプがあります。どちらもレバレッジは最大500倍で最低入金額も2万円からと共通しているところが多いです。
しかし大きな違いとしてはTitanFXがどのように顧客の注文をカバー先に流すのかの違いです。
スタンダード口座もブレード口座もNDD方式ではありますがNDD方式の中でも顧客の注文の処理方法が異なります。
スタンダード口座はSTP方式といってTitanFXのサーバーが顧客の注文を相対してすぐにカバー先に注文を流します。したがって一瞬ですが”呑み”の状況が発生します。
この一瞬の呑みのうちに相場が急変するとTitanFXが損失を被る可能性があるのでSTP方式のスタンダード口座はスプレッドが若干広めに設定されています。
ブレード口座の場合はインターバンク市場にアクセスするためのプラットフォームを提供しているだけなので利用者はインターバンクの生のスプレッドで取引することができます。
TitanFXは利用者がインターバンク市場でトレードをしているだけなので赤字になることはありませんが利益もありません。そこでプラットフォーム利用料(場代)としてブレード口座の利用者はTitanFXに売買手数料を支払わなければいけません。
スタンダード口座とブレード口座のスプレッド比較
スタンダード口座とブレード口座のスプレッドはどちらが低いのか検証してみます。
【TitanFX主要通貨ペア】
FX通貨ペア | スタンダード口座 | ブレード口座 (表面スプレッド) | 取引コスト差 |
---|---|---|---|
USDJPY (米ドル/円) | 1.3Pips | 1.03Pips (0.33Pips) | 0.27Pips |
EURJPY (ユーロ/円) | 1.74Pips | 1.44Pips (0.74Pips) | 0.3Pips |
EURUSD (ユーロ/米ドル) | 1.2Pips | 0.9Pips (0.2Pips) | 0.3Pips |
GBPJPY (ポンド/円) | 2.45Pips | 2.15Pips (1.45Pips) | 0.3Pips |
GBPUSD (ポンド/米ドル) | 1.57Pips | 1.27Pips (0.57Pips) | 0.3Pips |
AUDJPY (豪ドル/円) | 2.12Pips | 1.82Pips (1.12Pips) | 0.3Pips |
AUDUSD (豪ドル/米ドル) | 1.52Pips | 1.22Pips (0.52Pips) | 0.3Pips |
スタンダード口座よりもブレード口座の方が取引コストは平均的に0.3Pips程度安くなります。
これは1ロットの取引をした時に300円の取引コスト差が生まれるので10ロットの取引をした時に同じ利益幅を取っていたとしても3000円の利益を逃していることになります。
取引コストの差による利益の違い
USDJPY (米ドル/円) | スタンダード口座 (1.3Pips) | ブレード口座 (1.03Pips) | 取引コスト差 (0.27Pips) |
---|---|---|---|
1ロット | 1300円 | 1030円 | 270円 |
10ロット | 13,000円 | 10,300円 | 2700円 |
50ロット | 130,000円 | 103,000円 | 27,000円 |
100ロット | 1,300,000円 | 1,030,000円 | 270,000円 |
スタンダード口座とブレード口座のスプレッドは最も小さくてもドル円の0.27Pipsの差があります。
(他の通貨ペアは0.3Pipsの差額)
スプレッドは取引するたびに必ずかかるものなのでスキャルピングやEAトレードのような売買頻度が高い場合は取引すればするほど取引コスト文がもったいないことになっていきます。
具体的に言うとTitanFXでスタンダード口座を利用すると言うのは1ロットあたり270円の利益を逃しているということです。
これが10ロット、100ロットと売買量と頻度が多くなればなるほどスタンダード口座の方が損をしていることになります。
しかし逆を言えばそこまでスキャルピングや売買頻度の低いスイングトレーダーやデイトレーダーであればスタンダード口座でもそんなに大差は生まれないと言えます。
ではTitanFXのスプレッドはスタンダード口座(STP口座)よりもブレード口座(ECN口座)の方が低いと言うことがわかった上で他の海外FX業者と比較していきましょう。
関連記事:TitanFXで両建てはNG?!バレたら口座凍結?!
TitanFXのその他メジャー通貨のスプレッド一覧
FX通貨ペア | スタンダード口座 | ブレード口座 | 取引コスト差 |
---|---|---|---|
USDCHF | 1.92pips | 0.92pips | 1.0Pips |
USDSGD | 3.37pips | 2.37pips | 1.0Pips |
USDCAD | 1.55pips | 0.55pips | 1.0Pips |
USDJPY | 1.33pips | 0.33pips | 1.0Pips |
CADJPY | 2.1pips | 1.1pips | 1.0Pips |
CADCHF | 2.64pips | 1.64pips | 1.0Pips |
CHFJPY | 2.31pips | 1.31pips | 1.0Pips |
CHFSGD | 5.95pips | 4.95pips | 1.0Pips |
EURAUD | 2.75pips | 1.75pips | 1.0Pips |
EURCAD | 2.4pips | 1.75pips | 0.65Pips |
EURCHF | 2.04pips | 1.04pips | 1.0Pips |
EURGBP | 1.53pips | 0.53pips | 1.0Pips |
EURJPY | 1.74pips | 0.74pips | 1.0Pips |
EURNZD | 4.69pips | 3.69pips | 1.0Pips |
EURSGD | 5.18pips | 4.18pips | 1.0Pips |
EURUSD | 1.2pips | 0.2pips | 1.0Pips |
GBPAUD | 3.94pips | 2.94pips | 1.0Pips |
GBPCAD | 3.86pips | 2.86pips | 1.0Pips |
GBPCHF | 3.32pips | 2.32pips | 1.0Pips |
GBPJPY | 2.45pips | 1.45pips | 1.0Pips |
GBPNZD | 5.81pips | 4.81pips | 1.0Pips |
GBPSGD | 6.48pips | 5.48pips | 1.0Pips |
GBPUSD | 1.57pips | 0.57pips | 1.0Pips |
NZDCAD | 4.24pips | 3.24pips | 1.0Pips |
NZDCHF | 3.99pips | 2.99pips | 1.0Pips |
NZDJPY | 2.62pips | 1.62pips | 1.0Pips |
NZDUSD | 1.86pips | 0.86pips | 1.0Pips |
SGDJPY | 3.16pips | 2.16pips | 1.0Pips |
AUDCAD (豪ドル/カナダドル) | 2.51pips | 1.51pips | 1.0Pips |
AUDCHF | 2.41pips | 1.41pips | 1.0Pips |
AUDNZD | 3.03pips | 2.03pips | 1.0Pips |
AUDJPY | 2.12pips | 1.12pips | 1.0Pips |
AUDUSD | 1.52pips | 0.52pips | 1.0Pips |
AUDSGD | 3.55pips | 2.55pips | 1.0Pips |
TitanFXのマイナー通貨のスプレッド一覧
FX通貨ペア | スタンダード口座 | ブレード口座 |
---|---|---|
USDTHB | 3.22pips | 2.22pips |
USDPLN | 3.24pips | 2.24pips |
USDMXN | 4.52pips | 3.52pips |
USDCNH | 9.28pips | 8.28pips |
USDTRY | 11.57pips | 10.57pips |
USDSEK | 29.25pips | 28.25pips |
USDZAR | 36.69pips | 35.69pips |
USDNOK | 41.47pips | 40.47pips |
USDCZK | 61.8pips | 60.8pips |
USDRUB | 801pips | 800pips |
EURZAR | 8.01pips | 7.01pips |
EURCZK | 13.53pips | 12.53pips |
EURPLN | 21.31pips | 20.31pips |
EURTRY | 26.92pips | 25.92pips |
EURSEK | 30.73pips | 29.73pips |
EURNOK | 70.02pips | 70.02pips |
GBPTRY | 27.43pips | 26.43pips |
GBPSEK | 57.73pips | 56.73pips |
GBPNOK | 87.57pips | 86.57pips |
NOKSEK | 2.49pips | 1.49pips |
NOKJPY | 2.07pips | 1.07pips |
ZARJPY | 1.44pips | 0.44pips |
SEKJPY | 3.05pips | 2.05pips |
TitanFX株式指数CFD商品のスプレッド一覧
株式指数CFD平均スプレッド | 日本語 | スタンダード口座 | ブレード口座 |
---|---|---|---|
JP225 | 日経225 | 0.87pips | 1.4pips (0.7Pips) |
US30 | 米ダウ30 | 0.32pips | 0.9pips (0.2pips) |
NAS100 | 米ナスダック100 | 0.32 | 0.9pips (0.2pips) |
US500 | 米S&P500 | 0.16pips | 0.74pips (0.04Pips) |
UK100 | 英FTSE100 | 0.22pips | 0.8pips (0.1pips) |
AUS200 | オーストラリアS&P/ASX200 | 0.22pips | 0.8pips (0.1Pips) |
EUSTX50 | 欧Stocks | 0.32pips | 0.9pips (0.2Pips) |
GER30 | 独DAX30 | 0.22pips | 0.8pips (0.1Pips) |
FRA40 | 仏カック40 | 0.22pips | 0.8pips (0.1Pips) |
TitanFXの貴金属CFDのスプレッド一覧
貴金属平均スプレッド | スタンダード口座 | ブレード口座 |
---|---|---|
XAUEUR (金/ユーロ) | 2.39pips | 2.27pips |
XAUUSD (金/米ドル) | 2.23pips | 2.11pips |
XAGEUR (シルバー/ユーロ) | 2.73pips | 2.61pips |
XAGUSD (シルバー/米ドル) | 2.13pips | 2.01pips |
XPDUSD (パラジウム/米ドル) | 30.12pips | 30.00pips |
XPDEUR (パラジウム/ユーロ) | 30.12pips | 30.00pips |
上記の表を見ると貴金属CFDの取引をする場合にはス表面スプレッド上はスタンダード口座の方がスプレッドが高いように見えますが上記はあくまでも表面スプレッドです。
ブレード口座には1ロットあたり7$(0.7Pips)の売買手数料がかかるため貴金属メインで取引をしている人はスタンダード口座の方が取引コストを抑えることができます。
TitanFXの原油(エネルギー)のスプレッド一覧
原油平均スプレッド | スタンダード口座 | ブレード口座 |
---|---|---|
XBRUSD (ブレント原油/米ドル) | 0.71pips | 1.29Pips (0.59Pips) |
WTIUSD (WTI原油/米ドル) | 0.69Pips | 1.27pips (0.57Pips) |
TitanFXが取り扱っている原油はBRENT(ブレント原油)とWTI(ウェストテキサスインターミディエイト)原油の2つです。
こちらもブレード口座よりもスタンダード口座の方が取引コストが安いためTitanFXで追加口座開設をして原油専用の口座とで使い分けて取引する方がいいでしょう。
TitanFXのスプレッドを他業者と比べてみた
FX通貨ペア | TitanFX (ブレード口座) | Axiory (ナノスプレッド口座) | XM (ゼロ口座) | Tradeview (ILC,cTrader口座) |
---|---|---|---|---|
売買手数料 | 7$/ロット | 6$/ロット | 10$/ロット | 5$/ロット |
USDJPY (米ドル/円) | 1.03Pips (0.33Pips) | 1.0Pips (0.4Pips) | 1.1Pips (0.1Pips) | 0.6pips(0.1pips) |
EURUSD (ユーロ/米ドル) | 0.9Pips (0.2Pips) | 1.0Pips (0.4Pips) | 1.1Pips (0.1Pips) | 0.6pips(0.1pips) |
EURJPY (ユーロ/円) | 1.44Pips (0.74Pips) | 1.3Pips (0.7Pips) | 1.6Pips (0.6Pips) | 0.9pips(0.4pips) |
GBPJPY (ポンド/円) | 2.15Pips (1.45Pips) | 2.3Pips (1.7Pips) | 2.0Pips (1.0Pips) | 1.0pips(0.5pips) |
GBPUSD (ポンド/米ドル) | 1.27Pips (0.57Pips) | 1.5Pips (0.9Pips) | 1.4Pips (0.4Pips) | 1.0pips(0.5pips) |
AUDJPY (豪ドル/円) | 1.82Pips (1.12Pips) | 1.5Pips (0.9Pips) | 2.0Pips (1.0Pips) | 1.0pips(0.5pips) |
AUDUSD (豪ドル/米ドル) | 1.22Pips (0.52Pips) | 1.2Pips (0.6Pips) | 1.6Pips (0.6Pips) | 0.7pips(0.2pips) |
TitanFXのブレード口座をスキャルピング口座として定評を持つ”Axioryナノスプレッド口座”と”XMゼロ口座”と比較してみました。
主要通貨ペアの場合はAxioryのナノスプレッド口座が最もスプレッドが安くなっていますがTitanFXはユーロドルとポンドドルのスプレッドが一流です。
これはTitanFXが契約しているリクイディティプロバイダーにも関係してきますがTitanFXが採用しているエクイニクスサーバーがニューヨークのデータセンターにあり数々のリクイディティプロバイダーがユーロドルの取引が豊富であることが関係しているのではないでしょうか。
TitanFXのスプレッドまとめ
FX通貨ペア | スタンダード口座 | ブレード口座 (表面スプレッド) | 取引コスト差 |
---|---|---|---|
USDJPY (米ドル/円) | 1.3Pips | 1.03Pips (0.33Pips) | 0.27Pips |
EURJPY (ユーロ/円) | 1.74Pips | 1.44Pips (0.74Pips) | 0.3Pips |
EURUSD (ユーロ/米ドル) | 1.2Pips | 0.9Pips (0.2Pips) | 0.3Pips |
GBPJPY (ポンド/円) | 2.45Pips | 2.15Pips (1.45Pips) | 0.3Pips |
GBPUSD (ポンド/米ドル) | 1.57Pips | 1.27Pips (0.57Pips) | 0.3Pips |
AUDJPY (豪ドル/円) | 2.12Pips | 1.82Pips (1.12Pips) | 0.3Pips |
AUDUSD (豪ドル/米ドル) | 1.52Pips | 1.22Pips (0.52Pips) | 0.3Pips |
TitanFXでFX通貨ペアを取引する場合はブレード口座の方がいいですがエネルギーや貴金属などのCFDを取引するのであればブレード口座よりもスタンダード口座の方が取引コストが低くなります。
TitanFXでは1つのアカウトで最大6つまで追加口座を開設することができるので原油や貴金属専用の口座を追加開設することで取引コストを最小限に抑えることができます。
また口座ごとにゼロカットが発動されるようにルールが変更になったため口座ごとにスプレッドの安い商品を取引することをオススメします。