FXのゼロカットとは?金融危機の歴史からゼロカットが必要な理由を解説

海外FXでは追証が発生しないのでどれだけハイレバレッジで取引をしてマイナス残高を発生させても追加で証拠金を入金する必要がありません。しかし管理人としては追証の仕組みを知れば知るほど追証が発生しないということに疑問を持ちます。

追証が発生しないということは相対業者である可能性が高くいつFX業者が意図的に負けさせようと介入してくるかわかりません。

今回は追証が発生する仕組みとゼロカットシステムについて、そして管理人が追証が発生しないのがおかしいと考えるに至った背景から優良な海外FX業者の選び方を丁寧に解説していきます。

追証が発生する仕組み

ロスカット水準が設定されているにも関わらず追証が発生するのはロスカットの際の反対売買が追いつかずに元金以上の損失を出すことで発生します。

NDD方式の場合、ロスカットしようとFX業者がカバー先に依頼をしてもインターバンク市場で十分な流動性を確保できずに反対売買がすぐにできないからです。

しかしDD方式の相対業者の場合はそもそもロスカットを発動する際に市場に注文を通していないので追証が発生することはありません。

一見DD方式の方がいいように見えますがDD方式の相対業者でも(特に国内FX会社)追証を請求してくるところはあります。

関連記事:NDD方式とDD方式の間違った認識を是正します

これまで発生した追証の事例

追証とはいえこれまで綺麗にロスカットされてきた人にとっては追証は身近なものでないように感じるでしょう。

しかし世界では頻繁に金融危機が起きており多くの法人や個人投資家たちが追証を発生させています。

 

2008年8月 リーマンショック

リーマンショック

2008年におきたリーマンショックはアメリカのリーマン・ブラザーズが破綻した事による世界経済に飛び火した金融危機ですがこの時もドルをトレードしていた人は3ヶ月間で2000Pipsの下落を体験しました。

2000Pipsというのはドル円で言うところの20円分に相当します。

この時レバレッジをかけていた人たちはうまく損切りをして逃げ切れた人もいればそのまま多額の追証を発生させ借金を抱えた人たちもいました。

関連記事:追証が発生したら支払う義務はあるのか?支払えない時の対処法とは?

2015年1月 スイスフランショック

スイスフランショック

スイスフランショックとはスイス中央銀行がこれまでスイスフランとユーロを1.120を割り込むような場合には自国のお金を投入してユーロを買い支えしていたため多くの投資家たちはユーロが1.120を割り込む時に買い、スイス中央銀行が買い支えをしてくれるというまさにチートゲームの状態でした。

しかし2015年1月15日の日本時間の午前10時頃、スイス中央銀行がこれ以上買い支えをすることをやめると言い張ったのです。

そこで多くのトレーダーたちの損切り注文が入る他に市場でロスカットをしようとしても反対売買することができず大量の追証が発生したのです。

関連記事:ロスカットと証拠金維持率の関係は?ロスカットを免れる3つの方法

2020年2月 コロナショック

コロナショック

コロナショックは2020年1月頃から中国の武漢市で発生したウイルスですが全世界を巻き込みました。

この記事を書いている現在もコロナによる全世界の死者は10万人を超え、米国では1日の死者が2000人を超えるほどになりました。

ウイルスによる全世界での死者の数が膨れ上がっていることもそうですがこの時米国ではトランプ大統領が就任後金利を下げまさに歴史で類を見ないほど株価バブルが起こっていた矢先にコロナショックが起きたので投資家たちは唖然とする結末になりました。

ゼロカットシステムとは

ゼロカットシステムとはこのような追証を発生させた場合はFX会社が顧客の損失を補填するシステムのことを言います。

ゼロカットがあるためどれだけハイレバレッジで取引をしても追証が発生することはないのです。

海外FX業者の中にはMT4の残高がマイナスになりますが一定時間を過ぎればマイナス残高は0にリセットされるのが特徴です。

国内のFX会社はゼロカットを提供していないのでマイナス残高は顧客が補填しなければなりませんが海外FXの場合はFX業者のボーナスで補填してくれたりそもそも追証が発生させないように強引にロスカットをしているのでしょう。

ではなぜ海外FXは追証が発生しないゼロカットが可能なのでしょうか。

豊富なカバー先の存在

海外FXが追証が発生しない理由としては豊富なカバー先があるからです。

国内FXは基本的にDD方式の相対業者であることがほとんどですが海外FXの場合はNDD方式でA-bookであることがほとんどです。したがって手数料が主な収益となり私たちトレーダーの注文はカバー先に流れます。

このカバー先の数が多ければ多いほど市場の流動性を確保することができロスカットの際に綺麗に反対売買をすることができるのです。

利用者の数の違いから可能なマリー方式

国内のFX会社は日本人利用者が100%近くを占めますが海外FX業者の場合は全世界中から投資家が集まります。

もし相場が急変した際にはカバー先と決済することができる以外にも、利用者同士の注文を相殺するマリー方式をすることも可能です。

これは海外FX業者特有の利用者の多さとカバー先の豊富さが可能にしてくれているものでしょう。

関連記事:FXのマリー方式とは?DD方式の業者独自の最強の収益構造

国内FXではゼロカットを提供することができない

追証を補填すると会社の利益が小さくなる

国内のFX会社はスプレッド競争が激化しています。

国内FX業者のほとんどがDD方式の呑み業者だと言われておりスプレッド競争に参入しているFX会社はドル円固定スプレッド0.3Pipsなど破格のスプレッドを提示しています。

通常インターバンクやカバー先の手数料を考えれば固定スプレッドを提供することはできずスプレッド0.3Pipsでは会社の経営も成り立ちません。

大抵の会社は呑み分が主な収益ですが他の国内FX会社もスプレッド競争につられているのでスプレッドは薄利で経営しています。

そんな中で顧客の損失ぶんも補填をしていれば会社の利益も小さくなってしまいます。

関連記事:FXのインターバンクって?超わかりやすいインターバンクの解説

金融商品取引法で顧客の損失の補填は禁止されている

FX会社に利益が小さくなってしまうということもありますがそもそも日本の法律でゼロカットを提供することが禁止されています。

金商法上、デリバティブ取引等についての損失補てん等は原則として禁止されており、そ
の要件として、「損失」、損失補てんの目的、及び、「財産上の利益」の提供、申込又は約
束等が規定されている(金商法 39 条 1 項各号)。

FXはデリバティブ取引に該当しますがFX会社の過失でない限り顧客の損失は補填することは禁じられています。

ゼロカットを提供することに自由を与えてしまうと資金力のある会社とそうでない会社の二極化が起きて市場が資金力のある会社に流れ込み寡占状態になってしまいます

そうなってしまえばFX会社の悪事などが頻繁に起こってしまうこともありFX会社の公正な取引のためにもゼロカットを禁じているのです。

関連記事:FXトレーダーは業者の利益の出し方を知らないと罠に掛かる?!

海外FX業者がゼロカットを提供する理由とは

ハイレバレッジでも追証を気にせず取引することができる

海外FXのハイレバレッジで取引をする以上ゼロカットシステムがなければ追証の不安にさいなまれながら取引をすることになります。しかしゼロカットがあることによって1000倍のレバレッジだとしても思い切った取引をすることができます。

損失は限定されてアクティブに利益を獲得しに行けるというのは少額投資家にとってお大口投資家にとてもメリットであることには間違い無いでしょう。

関連記事:追証とは?ロスカットがあるのになぜ追証が発生するの?

相場が急変した際に追加入金をする必要がない

追証がないということは相場で元本を失ったとしても追加で入金をする必要がないということです。ただでさえ入金額を失ったのにさらに追加で支払わなければいけないとなれば今後もFXで再起できなくなってしまいます。

ゼロカットがあることで海外FX業者でもロスカットされてしまった利用者もまた戻ってきてくれます。そして元本しかマイナスにならないので再度復帰しやすいということもゼロカットのメリットでしょう。

海外FX業者は手数料収益を得られる

ゼロカットを提供している海外FX業者は利用者がレバレッジを効かせて取引をしてくれることで取引手数料も大きくなります。FX業者の利益は主に利用者の売買手数料ですが取引量と取引回数が大きくなればなるほどそれだけ手数料も大きくなります。

ハイレバレッジで追証なしのゼロカットであれば利用者はアクティブに取引をしてくれるのでそれだけ手数料も入ってくるということです。

関連記事:FX初心者はA-bookとB-bookの違いを知らないと100%負ける理由

NDD方式で反対売買できないのはカバー先不足の業者のせいだから

DD方式の相対(呑み)業者の場合は追証は実際には発生しませんがNDD方式の場合はカバー先に注文を流しているため実際に通貨を購入しているため追証が発生することはあります。

しかしほとんどのFX業者は国内外問わずロスカットを採用しているため証拠金分のマイナスになったら自動で保有しているポジションを決済するようにできています。

しかし追証が発生するためのマイナス残高は市場の供給量が不十分なため反対売買ができずに発生するものですがNDD方式の海外FX業者は『自分たちのカバー先との契約数が不十分だった』『十分な板を確保できなかった』として顧客の損失を負担するゼロカットを提供しています。

しかし国内の場合はNDD方式だとしてロスカットがあるにも関わらずカバー先と契約数が薄い(流動性が薄い)としても反対売買がされない責任は利用者にきます。

またDD方式の相対業者にも関わらず追証を請求してくるところは最もタチが悪く、実際には追証など発生していないにも関わらず請求してくる始末です。

ゼロカットは海外FX業者が責任を自分たちでもっている証拠でもあるというのは利用者にとって非常にありがたいですね。

追証が発生しないのは相対業者であると考える理由

NDD方式であれば実際に市場に注文を通して通貨を購入しているのでロスカットが間に合わない場合、追証は本当に発生しています。

確かにゼロカットとはFX業者が補填してくれるサービスですが過去にこれまで多くの金融ショックが頻繁に起こってきました。

利用者の何百人〜何千人が一瞬にしてロスカットするため市場でも反対売買の板をそれなりに確保しなければいけません。金融ショックで発生する追証の金額とは非常に大きなものです。

それにもかかわらず本当に海外FX業者は本当に損失を補填しているのかということは気になります。

確かにXMほどの大きなFX業者であれば顧客の注文は基本的にマリー方式で相殺すればいいですし市場に通している注文はほんの1部なので追証の金額も少ないでしょう。

しかしほとんどの海外FX業者は利用者もそこまで大きくないにも関わらず追証を補填することができるのでしょうか。

ゼロカットは相対(呑み)業者の可能性がある

ゼロカットは利用者にとって非常に心強いものですが私はゼロカットが提供できるのは相対業者である可能性があると考えています。確かに、本当に顧客のマイナス残高を補填している海外FX業者もいるかもしれません。

しかし追証が発生するような金融危機では一人一人の追証がFX業者からすると微々たる額かもしれませんが、人数を考えれば相当な金額に膨れ上がります。

その金額を補填するというのはFX業者にとってリスクであり、また損失にもなりかねません。

NDD方式でカバー先に注文を通している以上追証は本当に発生します。

しかしNDD方式と謳いながら実際はDD方式の相対業者であることも多々あるのでゼロカットが提供できるというのは相対業者である可能性も考慮に入れながらFX業者を選ぶようにしましょう。

関連記事:少額投資家は絶対にDD方式の相対業者を利用したほうがいい理由

ゼロカットのある海外FX業者

海外FX業者ゼロカット最大レバレッジ最低入金額
GEMFOREX1000倍1$
XM888倍5$
TitanFX500倍200$

海外FX業者のほとんどがゼロカットを提供していますが中には提供していないところもあります。

初心者トレーダーは絶対に最初はゼロカットがあるのかどうか。ということを確認するようにしましょう。

そしてゼロカットがあればどれだけハイレバレッジで取引をしても借金になることはありません。

リスクは入金額までに限定されるので思い切ったトレードをすることができます。

少額から実効レバレッジを高めてアクティブにトレードするのもよし。

大きな金額を実効レバレッジを下げながら保守的に運用をし、万が一の際に備えてゼロカットのある海外FX業者を利用するでもよし。

ゼロカットは少額投資家にも大口トレーダーにも双方にとってメリットしかないでものですね。

ゼロカットまとめ

海外FXでは日本の金融商品取引法の法律に制限されないため顧客が背負ってしまったマイナス残高を補填するというゼロカットを提供することができます。これによって利用者はどれだけレバレッジが高いとしてもリスクは最大でも入金額までに限定されアクティブなトレードをすることができるとともに海外FX業者も手数料で儲かることができます。

レバレッジを抑えていたとしても金融危機が発生すれば多くのトレーダーが追証に巻き込まれます。ツイッターなどで追証が発生しているのは国内FXを利用している人たちですが追証の有無はレバレッジではなくゼロカットの有無であることはご理解いただけましたでしょうか。

初心者トレーダーの方や少額投資家の方はハイレバレッジでゼロカットを提供している海外FX業者を使って取引すると資金効率も上がり損失も入金額までに限定されるので安心して取引できるのではないでしょうか。

関連記事:なぜほとんどのFX会社がDD方式を採用するのか?業界の裏側を暴露します


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